国保料を滞納するとどうなる?知らないと損する「国民健康保険」の話

国保料を滞納するとどうなる?知らないと損する「国民健康保険」の話

今回は、「国民健康保険(国保)の保険料が高くて払えない…」という声にお応えし、

滞納した場合にどうなるのか、また滞納を防ぐためにできることを、丁寧に解説したいと思います。

「国保料が高すぎる…」というお声をよくいただきます

現在、個人事業主やフリーランスの方を中心に、国民健康保険料(以下「国保料」)が家計を大きく圧迫しているという声が非常に多くなっています。

実際、収入がそこまで多くない方でも、月に3万円〜4万円、年額では40万円〜50万円近く納めているケースも少なくありません。

特に次のような方は要注意です。

  • 所得がある程度あるのに、扶養に入れず自分で国保に加入している方
  • 過去の収入が高かった影響で、今の生活に合わない国保料を請求されている方
  • 社会保険から国保に切り替わったばかりの方

「高くて払えないけど、どうしたらいいのかわからない」

「延滞しているけど、怖くて相談できない」

そんなご相談も、当事務局には日々寄せられています。

滞納を続けると、どんなリスクがあるの?

① 延滞金が加算される

まず、納期限までに支払いがないと、「延滞金」が加算されます。

支払う額がどんどん膨らんでいくため、放置すればするほど負担が大きくなってしまいます。

② 保険証の発行が制限される

滞納が続くと、通常の「保険証」が交付されず、「短期被保険者証」や「資格証明書」というものに切り替えられることがあります。

  • 短期被保険者証…有効期限が短く、更新時に窓口での事情聴取が必要
  • 資格証明書…医療機関でいったん医療費を10割(全額)自己負担しなければならない

つまり、病院にかかる際に「保険証として使えない」状況になるのです。

これは大きなリスクですね

③ 督促や差し押さえの可能性も

滞納が長期化し、市区町村からの督促状を無視し続けていると、最終的には預貯金や給与、不動産などの「財産差し押さえ」にまで発展するケースもあります。

「たかが保険料」と思って軽く考えていると、思わぬ不利益を受ける可能性があるのです。

滞納しそうになったら、どうすればいいの?

一番大切なのは、「滞納する前に相談すること」です。

市区町村の窓口では、支払いの相談に応じてくれます。

収入の状況や家庭の事情を説明すれば、分割払いや減免制度を案内してもらえることもあります。

また、当事務局でも以下のようなご相談をお受けしています。

実は、国保と年金を合わせて月3.8万円以上なら「切り替え」で負担軽減の可能性も!

「ふく社保」では、一定の条件を満たす方に対し、

国民健康保険から社会保険への切り替えをご提案しています。

例えば、こんな方は切り替えの対象になる可能性が高いです。

  • 国保と国民年金を合わせて月38,000円以上支払っている
  • フリーランス、個人事業主、自営業者、開業医、個人商店経営者など
  • 特定の会社と業務提携契約をしており、月に一定額の報酬がある

これまでのご相談者様の中には、年間で100万円以上も負担が減ったという方もいらっしゃいます。

最短で7月分から社会保険適用可能な場合もございますので、ぜひ一度シミュレーションをご活用ください

まとめ:放置は絶対NG。早めの相談がカギです!

国民健康保険料は、払わないで放置するとどんどんリスクが大きくなってしまいます。

「滞納しても、今は特に何も起きていないから大丈夫」という油断は禁物です。

  • 延滞金が加算される
  • 医療費が10割負担になることもある
  • 財産の差し押さえにつながることも

こうした事態を防ぐためにも、早めの相談と情報収集が大切です。

そして、「払えないほど高い国保料」をそのままにしておくのではなく、社会保険への切り替えなど、別の選択肢を検討することも重要です。

ご相談はお気軽にどうぞ

ふく社保では、社会保険への切り替えや保険料のシミュレーション、必要な書類の作成サポートなどを行っております。

ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください

あなたにとって、いちばん良い方法を一緒に考えていきましょう。